
ショアジギングで遠くへ飛ばすにはどうするの?

ペンデュラムキャストってよくわからん・・
こんな疑問にお答えします!
ショアジギングでは、飛距離は最大の武器と言っても過言ではありません。
大海原を回遊する青物を狙うには、とにかくルアーを遠くへ飛ばした方が有利になるからです。

気持ち的にも遠投できた方が、スカッとしますよね笑
そこで今回は、
- 飛距離を出す投げ方
- 飛距離を伸ばしやすいタックル選び
の2つを紹介していきたいと思います。
自身も一時期は、なかなか飛距離が伸びずに「これが限界なのか・・」と思っていました。
しかし、上記2つを意識して投げるようになってから格段に飛距離が伸び出しました。
また、ペンデュラムキャストはちょっとしたフォームの崩れが原因で飛距離が落ちてしまう事もしばしばあります。
本記事を読めば、長時間の釣りでも安定した飛距離を出すこともできます。
ジグをかっ飛ばして遠くのナブラを狙い撃ちしたい方。毎投100m近い飛距離を出せる技術を身につけたい!という方は、是非参考にしてみて下さい。
より遠投できるようになると、当然大きな青物と接触する確率は高まり不安感は立ち去りますよ!
ペンデュラムキャストの手順
私がペンデュラムキャストをする際に行う3つの手順です。
- 投げる前のタラシの長さをリールの位置に(慣れないうちはロッドの第一ガイドの位置でOK)
- 振り子の要領で後ろに振りかぶる
- ジグが後ろへ行った時、ラインを引掛けている指に最も負荷がかかったタイミングで振り切る
一番大事なのは、「ラインを引掛けている指に最も負荷がかかったタイミングで振り切る」こと!
このタイミングがズレてしまうと、飛距離を最大限に引き出すことは不可能です。

慣れるまでは目を瞑って感覚を研ぎ澄ますと、結構分かりやすいです♪
自身は大体70%の力で、毎回80~90mは出すことができています。
少ない力で、80~90mも出すことができればショアジギングとしては十分の飛距離でしょう。
ここでもしかしたら、

なんで70%なの?全力で投げないの?
と思われるかもしれません。
しかし、実際は全力で振り切ってもほとんど飛距離に大差はでないです。
むしろ余計な力を加えてしまうと、飛距離が落ちる原因に繋がりかねません。
ロッドを振り切った時に余計な力が加わり、穂先がブレると飛行中のジグが回転してしまうことがあります。

皆さんも経験があるかもしれませんが・・
飛んでいくジグが回転すると、飛距離はガタ落ちします。
特に、長時間釣りを続けていて疲労がたまる頃に回転してしまう割合は増えるでしょう。
なので、ジグを回転させずに遠投させる為にも、「力を抜いて振り切ったロッドの穂先をブラさない」ことが重要です。
無駄な力は入れずにキャストすれば、スムーズにジグが空を切り裂いて飛んでいくでしょう。

ちなみに投げる時は、周囲を確認して安全を確かめてからキャストしてくださいね
ペンデュラムキャストが遠投できる理由
ルアーが遠くへ飛んでいく理屈は、ロッドがしなってくれるからです。
ロッドがしなった後、元に戻るときの反発により沖までルアーが飛んでいきます。

これが釣り竿では無く、竹や木の枝だとしならないのでルアーは飛びません
ですので、ペンデュラムキャストをする時は、ロッドをしならせるように意識して投げましょう。
しかし、ただ単純にロッドをしならせることを意識するのではなく、根元から曲げることが重要です。
ロッドの穂先よりも根元から曲げる方がパワーが伝わり、飛距離も出やすいからです。
また、穂先だけがしなるとロッドの破損に繋がります。
ペンデュラムキャストは、根元からロッドをしならせるのに適した投げ方と言えるのです。
最初の内はオーバーヘッドキャストで練習!
ペンデュラムキャストは、確かに100mクラスの飛距離を出すことができる投げ方です。
とは言え、慣れないうちからペンデュラムキャストは非常に難しいと思います。
なので、どうしてもロッドを振り切れないという人は、オーバーヘッドキャストから練習してみましょう。

飛距離は若干落ちてしまいますが、安定して投げる事も可能です♪
オーバーヘッドキャストの投げ方は、
- ペンデュラムキャストとは違い、垂らしの位置は動かさずに固定させます。
- 垂らしの長さは、ロッドの第一ガイドの位置でOK。
- ロッドがブレないように注意して、まっすぐに振り切ります。
これだけです。
オーバーヘッドキャストの手順が正確にできていれば、70mは堅いと思います。
自身は垂らしを長く取れない釣り場のときは、オーバーヘッドキャストを多用します。

垂らしを短く取れるオーバーヘッドキャストの強みです♪
状況によって、「ペンデュラムキャスト」と「オーバーヘッドキャスト」を使い分けるのもアリでしょう。
タックルバランスを調整して飛距離を伸ばす
ショアジギングで飛距離を出す秘訣は、何も投げ方だけではありません。
- ロッドとジグの重さ
- PEライン
上記のタックルバランスを整える事で、さらに飛距離が伸びやすくなります。
たしかに投げ方も大事です。
しかし、

ペンデュラムキャストを手順通り踏んでいるのに思うように飛距離が出ない・・
と感じるのであれば、タックル面を見直してみると良いでしょう。

100mクラスの飛距離を出せるタックル選びを解説していきます!
ロッドとジグの重さ
気にされていない方もいると思いますが、ロッドとジグの重さのバランスが悪いと飛距離は落ちます。
例えば、最大100gまでのジグが投げられるロッドで、40gや60gをキャストしても飛距離はイマイチ伸びません。
なぜなら、ロッドが本来100gの重量に耐えられる硬さなので、40gや60gでは根元からしならせきれないからです。

つまり、40gや60gの重さでは軽すぎるということです
上でも説明した通り、飛距離を稼ぐにはキャスト時にロッドを根元からしならせる必要があります。
その為にも、基本的に使うロッドのMAXウエイトかワンランク落とした重さを使うのがベストでしょう。

例えば、MAX100gのロッドなら使うジグは、100g又はワンランク下の80gが一番飛距離が出やすいです
普段MHクラスのロッドを使う人は、40gくらいの重さでは最大限に飛距離を引き出せないということを頭に入れておきましょう。
PEライン
飛距離を優先して考えるなら、PEラインの号数を細くしましょう。
太いPEラインよりも、細い方が飛距離は伸びます。
普段ライトショアジギングで、PEライン2号を使っているのなら1.5号を。
1.5号であれば1.2号や1号を試すと、同じ投げ方なのに飛距離はUPします。
ただし、投げるジグの重さによっては、PEラインが細すぎるとキャスト時に高切れを起こしてしまいます。

例えば0.8号のPEラインで、60gを投げるのは無謀です笑
振り切った瞬間に、PEラインが切れてしまう恐れがあります。
限界まで細くしたいなら、以下を目安として投げると安全なペンデュラムキャストが可能です。
- 60g:最低ライン1.5号
- 40g:最低ライン0.8号

この基準よりもPEラインの号数を落とすと、切れる確率が高まるので注意してください!
まとめ:ペンデュラムキャストを練習して体で覚えよう!
ペンデュラムキャストで注意すべきコツは、
- ロッドを根元からしならせる
- ロッドを振り切るタイミング
- ジグの飛行姿勢を安定させる
です。
理屈が分かればあとは練習あるのみ!
練習しまくってペンデュラムキャストをものにしましょう。
また、タックル面ではまず自分がメインで使うジグの重さを決めて、ロッドとラインを選ぶとバランスが取れると思います。
自分に合ったタックルを選んで飛距離を伸ばしていきましょう。
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