初めて釣りをしようとする人、今までとは違うジャンルの釣りに手を広げたいという人は改めて釣り竿購入すると思います。
しかし竿を選ぶ際に・・

安物はすぐに折れそうだからダメだ!
なんて思っている人は少し考え直してみてください。
確かに性能面でいえば、高いロッドの方に軍配が上がるでしょう。
ところが、正しく使用していれば5,000円クラスのロッドでも十分に長い期間を楽しむことができます。
逆に間違った使い方なら高値の竿でも折れてしまうものです。
本記事では
- 竿が折れてしまう状況
- 竿が折れる原因
- 竿が折れない為に気を付けること
- 竿が折れた後の対処法
の4つを解説していきます。
竿が折れる原因を知りたい。折れた後の修理について疑問に思う人は、ぜひ続きをお読みください。
今まで5本以上のロッドを折った経験がある私が解説していきます。
ヒット後に竿が折れる原因
魚がヒットしてから取り込むまでの間に竿が折れる原因を解説します。
まず、魚とのやり取りでロッドが折れる原因は竿の角度が悪いからです。
釣り竿が一番折れやすい箇所は穂先の部分で、根本にいくにしたがって折れにくくなっています。
つまり根本付近(バット)からロッドを曲げることができれば竿が折れる心配はありません。
反対に、ロッドを立てすぎてしまい穂先だけが極端に曲がってしまうと、ゴツく頑丈な竿でも意外とあっさり折れてしまうのです。

焦ったり、慣れていないうちは不用意にロッドを立ててしまいがちなので気を付けましょう。
また、大型魚の強烈な引きを止められるという意味でも、根元付近から曲げることが重要になってきます。
穂先しか曲がっていないと、十分にロッドパワーを活かすことができず大型魚の力に対抗できませんからね。
根元から竿をしならせる事ができれば、釣り人側がヒットした魚の動きをコントロールできるでしょう。
(↑ヒット直後、沖で魚をかけた時はしっかりとロッドを立てましょう。)
かけた魚と釣り人との距離が離れている時は、ロッドを立ててないと竿とラインが一直線になり、切れてしまう恐れがあるからです。
そして魚が手前に寄って来るにつれロッドを寝かせるなど、角度を調整してあげる事が大切になります。
竿が折れる可能性がある5つのケース
魚とのファイト時以外でも、竿が折れてしまうケースは色々あります。
些細なことですが、意外とやってしまいがち。
竿が折れる5つのケース
- 竿を車のドアに挟む
- キャスト時に障害物に絡まる
- 竿を踏みつける
- 自転車の車輪に巻き込まれる
- 釣り場で転倒してしまう

日頃から気を付けてもらうと、折れる可能性を減らせると思います。
竿を車のドアに挟む
2回くらいドアに挟んで折ってしまいました。
そこまでの勢いで閉めたわけではないですが、あっさりと折れるものなのです。
特に夜は視界が悪いです。ロッドを積んでいる時はしっかりと確認してからドアを閉めるように心がけましょう。
キャスト時に障害物に絡まる
自分の真後ろにあった木にルアーを引掛けてしまいそのままキャスト。
次の瞬間バキッ!と音が鳴り響きました。
周囲は確認したのですが、いつの間にか引っかかっていたとは・・
周囲に障害物が多い場所は気を付けた方が良いですね。
竿を踏みつける
極力、ロッドを地面においたままウロウロするのは避けた方が良いです。
釣り場に2本の竿を持って行った時、使っていない1本を地面に置いていたら誤って踏みつけてしまったことがありました。

こんな些細なことで竿を折ってしまうのはショックでしたね・・
使っていないロッドは邪魔にならない場所に立て掛けておくのが良いでしょう。
自転車の車輪に巻き込まれる
自転車で友人と釣りに行った帰り道のこと。
友人の竿が私の車輪に巻き込まれボロボロになってしまった事がありました。
自転車で釣りに行く際は竿をロッドケースなどに入れて保護しましょう。
釣り場で転倒してしまう
足場の悪い磯場は転倒しやすいです。
自分の体が第一なのは当然なんですが、転ぶことでロッドやリールを傷つけてしまう恐れもあります。
スパイクシューズを履いたり、滑ってしまいそうな足場は慎重に歩くなどして対策しましょう。
折れた竿は修理や交換へ
もしも竿が折れてしまった場合、保証書があれば安く修理や交換に出すことが可能です。
折れた竿と同じものが欲しいという方は、新しく買い直すよりも費用を抑えることができます。
是非とも利用していきましょう。
保証書とは・・
こんなやつです。↑
保証書に記されてある免責額(+送料)だけを支払えば修理なり新品交換なりしてくれます。

※保証書には有効期限があります!有効期限が過ぎると保証書が使えなくなってしまうので注意が必要です。
写真でいうと免責額が4,000円なので実際に支払う金額は(4,000円+消費税10%+送料)を支払えばOK。
ただ、注意しなければならないのは、別途送料がかかってしまうという事です。
免責額しか支払わなくて良いと思っていると、後々の請求金額を見て愕然としてしまいます。
往復の送料を支払わなければならないので何気に結構高いんですよね・・・

私の場合、送料だけで5,000円以上かかりました笑
また、修理や交換に出す際は近くの釣り具店へ「保証書」と「折れたロッド」(折れて分離した方も必要)を持っていけば大丈夫です。
ですが、もしかしたら

折れたロッドをAmazonで買っていた場合は、どうすれば良いの?
という方もいると思います。
ネットショップなどで購入した場合でも、近所の釣り具店に持っていくと基本的には対応してくれます。
わざわざ竿を購入したお店に行かなくても手続きしてくれるので安心してくださいね。
しかし、ここで重要な点が。
折れたロッドのメーカーと取引がある釣り具店に持って行かないと受け付けてくれない点です。
例えば、ダイワのロッドを修理に出したい場合は、ダイワメーカーを取り扱っている釣り具店に持って行かないといけないという訳です。

まぁ、ダイワやシマノなら取り扱っていない釣り具店はないと思います。
修理依頼の流れ
ちなみにネットショップでロッドを購入した場合、保証書には販売店の押印がないと思います。
通常、保証書にある「販売店記入欄」に販売店の押印や購入した年月日が記入されていなければ、受け付けてもらえません。
つまり、有効期間内であっても販売店名や年月日の記入がないと保証書が無効となってしまうという訳です。
しかし釣り具屋にもよりますが、ロッドをいつ購入したかを証明できる「領収書」や「納品書」などを保証書と一緒に持っていけば押印をもらえることがあります。

自身もネットで買ったロッドが折れた時、持って行った釣具店でスタンプを押してもらいました。
記入がされていないからと言って諦めるのは勿体ないです。
試しにお店で聞いてみたり、釣り具屋のホームページを見たりして確認してみましょう。
まとめ:値段は関係ない!正しく使えば竿が折れることはない
値段に関係なく結局は、間違った使い方をした場合に竿は折れてしまいます。
確かに極端に安い物はまともな使い方をしていても破損するかもしれません。
しかしある程度の値段なら、少なくとも魚とのやり取りで竿が折れる心配はないです。
私がショアジギングを始めたばかりのころに使っていた竿は5,000円のシーバスロッド。
安価なシーバスロッドで3年間、色々な魚を釣ってきましたが、竿が折れた事は無くとても良く活躍してくれた一本です。
ですので、無難に使っていれば高価なロッドでなくても十分に楽しむことができると感じました。
それよりも車のドアに竿を挟んだり、穂先を障害物にぶつけたりするのは値段に関係なく折れてしまう可能性が高いです。
不注意を減らす為にも、竿を取り扱う際には常に予測をして折れる原因を可能性を減らしていってくださいね。
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