今回は、タイトルの通り時期ごとにチニングを楽しむポイントを解説します。
クロダイはその釣り場に一定数は居着いているので、

チヌがいないから釣れないんだ!
という事は基本的にありません。
ですので、一年を通して遊べる釣りです。
ですが、チニングにも「釣りやすい季節」「渋い季節」があるのは事実。
適切なシーズンで釣りをすれば・・・
- 40cm越えが釣れる
- 連発ヒットできる
- トップウォーターで釣れる
- 釣り方が雑でも食ってきやすい
こんな感じで、釣りが有利になります。
反面、釣りにくい季節に挑むと、全く反応をもらえないこともあります。
そこで今回は、快適にチニングを楽しむために
- チニングが楽しめる春夏秋冬の特徴
- 様々な時期で釣りをしてきた私が語るチニング戦略
この2つを解説していきます。

初心者がチニングをするにはいつが良いの?

チヌを入れ食いさせたい!

釣りまくって、まずはコツを掴みたい!
と思う人は、是非とも続きをご覧ください。
チヌは時期が違うだけでガラッと反応が変わるということを、身に染みて体験した私がそれぞれのシーズンについてお伝えします。
春のチニングは大型が狙える時期
地域にもよりますが、3月~6月くらいは大型のチヌが狙えます。
チヌが春の産卵に備える為、エサを荒食いするからです。
さすがに3月上旬辺りは、まだ渋い一面も見受けられますが、それでも大型個体がチラホラと釣れる印象があります。
そこから少し暖かくなり、4月中旬くらいになると40cm前後の大型が連発してきます。

自身は40cm超えを一日に4匹釣ったこともあります
産卵期はそれくらい反応が良いので、慣れていない方にでもおすすめの時期でしょう。
ただし、3月上旬~4月上旬までは産卵期とはいえ、水温は低いです。
故に、活性が低い日も多い印象があります。
なので、春先は「夜のズル引き」をメインに釣りをしてみるとチヌから反応を得られやすいです。
日中でも釣れないわけではありませんが、春先は「夜のズル引き」が圧倒的に有利に進みます。

まあ、元々が夜行性の魚なので、夜釣りの方が釣れやすいんですよね

3月下旬の日中に釣ったクロダイ。明るい時間に釣るならボトムワインドで!
夏のチニングは初心者向きの時期
夏は高活性な個体が多く、比較的簡単に釣れるので初心者向きと言えるでしょう。
水温も上がりつつあるので、春よりも活性が高いように感じます。
夏は、水深が20〜30cmしかないような場所でもアタリが出るほど活性は高いです。

活性が高い個体ほど、手前側や足元などの浅い所でウロウロしています

干潮時には水が干上がってしまう浅い場所でも生息します
また、ズル引きの場合は、勝手に向こう合わせで乗ってくる事が多いので、「アワセ」が苦手な方にもおすすめなのです♪
一方で、春のシーズンと比べるとサイズは小さくなりがちです。

もちろん50cmクラスのチヌも釣れますが、小さな個体と入り混じっている感じです
なので、ズル引きの場合はアタリ自体は多くても魚のサイズが小さいので、針に掛からないということも・・

元気なちびっ子が、ワームにイタズラしている感じですかね笑
軽めのジグヘッドや小さいワームを投入するなどして、口に掛かるように工夫しましょう。
また、夏の時期は「ズル引き」だけがチニングではありません。
表層を意識したチヌを釣る「トップウォーター」やリアクションで反射的に食わせる「ボトムワインド」も効果的ですので、是非試してみて下さい。
こちらは、ボトムワインドの釣り方を解説しています。
ボトムワインドなら手軽に大物が釣れる!チニングにも相性抜群!
マゴチやヒラメなんかもよく釣れますよ♪

こちらでは、トップウォーターについて解説しています。
非常にゲーム性の高い釣りですので、参考にしてみて下さい。

秋のチニングは小型狙いの時期
他の釣りは最盛期となるとシーズンですが、チニングはそうでもありません。
キビレは、産卵をする為に沖合に移動します。
なので、キビレを中心に釣る場合は河川に大型個体が抜けた状態となるので、結構厳しいんですよね・・
結果、産卵には関係ない幼魚ばかり残ってしまうのです。

5cmくらいの可愛いサイズが連発することも笑
秋の時期は、できるだけ上流よりも干潟や河口など塩分濃度が濃い場所を選ぶようにしましょう。
ただ、クロダイに関しては秋でも見込みはあります。
秋はイワシなどのベイトを追いかけて捕食する事が多いです。
自身は経験がありませんが、シーバス狙いで「バイブレーション」や「スピンテールジグ」を速巻きしているとチヌがヒットする事もあるようです。
カニやシャコに見立てたズル引きよりも、ハードルアーを表層巻きした方が釣れるかもしれませんね。
意外と釣れる冬の時期
冬は水温も下がり、春や夏の時期と比べると活性は低いです。
他の釣りでも、冬は釣れにくいので、

チニングも冬は厳しいのでは?
と思われるかもしれません。
しかし、冬は産卵を終えたキビレが河川へ戻りだすので、爆釣することもあり得ます!

1月上旬に釣り上げたチヌとキビレ。冬でもそれなりにアタリがでます。
冬の主な狙い方は春先と同様、「夜のズル引き」が有効です。
やはり活性は低めなので、巻き続けないことが重要になります。

他のシーズン以上に、止めておく時間は大事です
本当に活性が低ければ、20秒くらい止めておくのも一つの手です。
過去に長めに止めておいた事で、突然アタリが出た事もありました。
しかし、巻き続けないことが肝となる冬では、流れの速いエリアは不向きでしょう。
流れが速いとチヌがその場に留まることが出来ず、止まっているワームを食べる事ができないからです。

冬は場所選びに非常に悩まされます
チヌがその場に留まって、しっかりとエサを捕食できるような流れの緩やかな場所を探してきましょう。
まとめ:春や冬の時期でもチニングは成立する!
チニングは、年中遊ぶことができる釣りです。
1年の中でも最も熱い時期が春~夏。
しかし、冬の時期も工夫次第では、大型サイズを連発することもできます。
通常、大抵のジャンルは秋が最盛期となることが多いので、「秋にしか釣りをしない」という方も多いでしょう。
そういう方にこそ、春や冬でも釣果が望めるチニングは向いているので、是非とも挑戦してみてください!
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